WordPressには便利なプラグインが沢山あり、それらを使うことであまり知識がない方でも様々な機能を実装して自分好みのブログやサイトを作ることができます。
ソーシャルボタンやページネーションを簡単に設置できたり、関連記事や人気記事を手軽に表示できるといったような見栄えを変えたりするユーザー向け(表向き)の機能を実装するタイプのプラグインはよく見かけるのでご存じの方も多いと思いますが、WordPressにはこういったプラグインだけでなく、何かと捗る開発者向けの裏方タイプのプラグインも便利なものが数多くあるので、それらの中から自分が覚えておいて損はないと思うものを紹介します。

全部のプラグインを普段の開発時に使用しているというわけではありませんが、以下で紹介しているものはいずれも個人的に開発時に便利だと思ったプラグインです。
有名なデバッグ系プラグインをはじめ、テンプレートファイルやIDを容易に確認できるようになるものやちょっとしたメモなどを管理画面に残せたりするプラグインなどもあります。
開発者向けとはしていますが、バリバリ開発するわけではなくてもテンプレートをいじったりなどカスタマイズを少しでもするという方であれば便利だなと感じるプラグインが多いと思います。

Debug Bar+拡張プラグイン

Debug Bar

デバッグやパフォーマンスチェックするときなどに便利なプラグインで、プラグインを有効化すると管理バー右上に「Debug」が追加されるので、そこを選択すれば情報を確認することができます。

また「Debug Bar」には以下のような拡張プラグインが幾つかあり、それらを組み合わせて使うことでエラー確認や表示が遅い原因などを突き止めたりといったこともできます。

Query Monitor

Query Monitor

同じくデバッグ系プラグインで、有効化するとこちらも「Debug Bar」と同様で管理バーに項目が追加され、マウスオンや選択をすることで各情報を確認できるようになります。
現在閲覧しているページのクエリ、テンプレート名、使用している条件分岐タグなどを表示してくれます。

Show Current Template

Show Current Template

プラグイン名からもわかるように、現在閲覧中のページにどのテンプレートが使用されているのかを管理バーに表示させることができます。
プラグインを有効化するだけで項目が追加され、テンプレート名を表示させるだけでなく、マウスオンすればパスや小テーマを使用しているかどうかの情報、そのページにインクルードされているテンプレート名も表示してくれます。

Admin Bar ID Menu

Admin Bar ID Menu

閲覧している投稿や固定ページなどのIDを管理バーに表示させることができます。
プラグインを有効化するだけで使用でき、管理バーの「投稿の編集」や「固定ページを編集」という項目横に表示されます。

Simply Show IDs

Simply Show IDs

同じくIDを表示させるプラグインですが、こちらは投稿一覧や固定ページ一覧などのページにIDの項目を簡単に追加することができます。
わざわざプラグインを使わなくても確認はできますが、プラグインを有効化するだけで簡単に一覧表示させることができるので、頻繁に確認するときや手っ取り早く確認したいときに便利です。

WP Crontrol

WP Crontrol

プラグインを有効化すると「ツール」に「Crontrol」というのが追加され、そこでWP-Cronの情報を確認することができます。
実行時間の変更や即時実行、スケジュール追加、削除といったことを行うことができます。

Log Deprecated Notices

Log Deprecated Notices

テーマ内で非推奨のファイルや関数を使用している場合に注意を促してくれるプラグインで、有効化すると「ツール」に「Deprecated Calls」という項目が追加され、非推奨なものがあった場合はそこに一覧表示されます。
どこで使用している何が非推奨なのかを「Deprecated Call」という項目で確認できるだけでなく、「Alternative」という項目ではそれに対しての代替手段などの情報も表示されます。

P3 (Plugin Performance Profiler)

P3 (Plugin Performance Profiler)

サイトで利用しているプラグインの処理速度を測定できるプラグインで、どのプラグインが原因で表示遅くなっているかなどを確認することができます。
使い方も簡単で、プラグインを有効化すると「ツール」に「P3 Plugin Profiler」という項目が追加されるので、そこで「Start Scan」をクリックすれば測定を開始できます。
結果表示はグラフが使用されていたりで見易く、ページ毎で見ることもでき、測定した結果を保存しておくこともできます。

Dashboard Notepad

Dashboard Notepad

ダッシュボードにメモ帳を追加できるプラグインで、自分用のメモはもちろん、複数人で管理や開発しているときなどの連絡事項を書いて共有するなんて使い方もできます。
プラグインを有効化するだけでダッシュボードに追加され、名前、高さ、どのユーザーが編集・閲覧できるかなどの設定が可能です。

Rewrite Rules Inspector

Rewrite Rules Inspector

リライトルールを確認できるプラグインで、プラグインを有効化すると「ツール」に「Rewrite Rules」という項目が追加されて確認することができるようになり、フィルター機能などもあります。

Plugin Toggle

Plugin Toggle

プラグインの有効化・無効化を簡単に切り替えることができるようになるプラグインで、プラグインを有効化すると管理バーに「Plugins」という項目が追加され、その項目にマウスオンするとインストールしているプラグインが一覧表示されます。
表示は白文字が有効化されているもの、グレー文字が無効化されているものとなっており、例えば有効化しているプラグインを無効にしたい場合は、白文字のプラグイン名をクリックすればグレー文字に切り替わり、プラグインも無効化状態になります。
また、管理バーを表示する設定をしていれば管理画面だけでなく表の表示確認をしつつ切り替えるということもできるので、プラグインテスト時などに非常に便利です。

Code Snippets

Code Snippets

カスタマイズをすればするほど中身がグチャグチャになりがちなfunctions.phpをどうにかしたいという方におすすめのプラグインで、このプラグインを使用することで簡単に整理することができます。
使い方はプラグインを有効化すると「スニペット」という項目が追加され、そこでコードの管理・登録をすることができます。
登録時にはタイトル・コード・説明がそれぞれ入力欄で設けられているので、登録の際に説明等をしっかり記述しておけば、あとで見直すときにも何をするための記述なのかが容易にわかると思います。
また、登録したコードはそれぞれ有効・無効を選択することもでき、エクスポート機能もついています。
functions.phpを整理する方法はいくつかありますが、こちらは非常に手軽にできる方法のひとつだと思います。

Monster Widget

Monster Widget

プラグイン名からもわかるようにウィジェット関連のプラグインで、ウィジェットの表示テストを行いたいときに非常に便利なプラグインです。
プラグインを有効化すると「Monster」というウィジェットが追加され、それをひとつウィジェットに設定するだけでデフォルトで用意されているウィジェットがすべて(13個)追加されるというものになります。
通常すべてのウィジェットの表示確認をする場合はひとつずつドラッグして設置していくの繰り返しになりますが、このプラグインを使うことでその手間を一気に省くことができ、テストが終わった後も同じくこの「Monster」を外すだけですべてのウィジェットを外すことができます。

Theme Test Drive

Theme Test Drive

通常のユーザーには現在公開されているテーマを表示し、特定のユーザーにはテスト中のテーマを表示させるということが可能なプラグインで、プラグインを有効化すると「外観」に「Theme Test Drive」という項目が追加されるので、そこからテーマや確認可能なユーザーの設定などを行うことができます。
表示確認できる特定のユーザーの設定はWordPressの権限で設定することができ、編集者以上は見れないなどのような設定が可能です。

Maintenance Mode

Maintenance Mode

プラグイン名にもあるように、現在公開中のサイトを手軽にメンテナンス表示にすることができるプラグインです。
プラグインを有効化すると、プラグインの一覧画面のMaintenance Mode部分に「設定」という項目が追加され、そこで様々な設定をすることができます。
メンテナンス画面は独自デザインを設定することももちろん可能ですが、予め数種類のデザインが用意されているので、それらを用いれば少しデザインが凝ったタイプのメンテナンス画面を表示させることができます。

User Switching

User Switching

通常は他のユーザーに切り替えたいというときは一度ログアウトしたり、別ブラウザでログインをしたりといった手間がありますが、このプラグインを使うことでそういった手間を省いて簡単にユーザーを切り替えることができます。
プラグインを有効化するとユーザー一覧に現在ログインしているユーザー以外にそれぞれ「ユーザー切り替え」という項目が追加されるので、項目をクリックすればユーザーが切り替わります。

Theme-Check & Plugin-Check

Theme-Check & Plugin-Check

いずれも問題ないものかどうかをチェックしてくれるプラグインで、その名の通り「Theme-Check」はテーマを、「Plugin-Check」はプラグインをチェックしてくれるものになります。
有効化すると「Theme-Check」は「外観」に、「Plugin-Check」は「プラグイン」内に項目が追加されるので、そこでチェックをすることができ、問題があった場合はエラー内容を見ることができます。
注意点としては、「Plugin-Check」のみを使いたい場合でも同時に「Theme-Check」をインストールしておく必要があります。

WordPressのテーマやプラグインは公式登録されているものに限らず様々なところで沢山出回っていたり配布されていたりしますが、それらの中にはマルウェアやワームのような悪意のあるものが入っているものもあったりするので、そういったものを使用する際は特にこれらのプラグインで使用前にチェックすることをおすすめします。

WP Total Hacks

WP Total Hacks

functions.phpを使って行うような管理画面カスタマイズを中心に、他にもFavicon設定やリビジョンコントロールなどといった設定を簡単にできるプラグインで、プラグインを有効化すると「設定」に「WP Total Hacks」という項目が追加され、そこで様々な設定を行うことができます。
各項目の設定方法も非常に簡単ですし、有効化されているものにはチェックが入るので、現在どの機能を使用しているか等もわかりやすいです。

Duplicate Post

Duplicate Post

記事を簡単に複製できるようになるプラグインで、プラグインを有効化するとそれぞれ記事下(マウスオンで編集やクイック編集が表示される部分)に「複製」と「新規下書き」という項目が追加され、選択すれば簡単にその記事を複製することができます。
複製される内容は「設定」に追加される「Duplicate Post」で細かく設定することもでき、カテゴリーやタグ情報はコピーしないとか、このカスタムフィールドの内容はコピーしないというような設定が可能です。

普通のブログの表示確認とかであればテストデータをインポートして確認とかで良いんですけど、ちょっと特殊な作りをしてたり入力項目が多数あるような記事をいくつも作ってテストしたいというときは、そういった手間を省けるので非常に便利です。

Search Regex

Search Regex

例えば、現在投稿されているすべての記事である特定の箇所を直したいというときに、その部分がテンプレート化されていないのであればすべての記事を編集して直していく必要があり、その数が10記事程度とかならまだしも、それが何百という数だった場合は考えただけで気が遠くなります...。
そんなときに便利なのがこのプラグインで、このプラグインを使うことで特定の文字列やタグを一括で置換させることができます。
プラグインを有効化すると「ツール」に「Search Regex」の項目が追加され、そこで全記事に対しての検索や置換を行うことができ、検索対象の指定したり正規表現を使ったりすることもできます。

注意点としては、このプラグインは非常に便利ですが万が一間違えたり失敗をしてしまうと取り返しの付かない状態になる可能性があります
プラグインを使用する前に必ずデータベースのバックアップをとってから使用することをおすすめします。

WordPress Database Reset

WordPress Database Reset

プラグイン名の通りデータベースをリセットすることができるプラグインで、プラグインを有効化すると「ツール」に「Database Reset」の項目が追加され、そこからリセットしたいテーブルを選択すれば管理画面でリセットすることができます。

注意点としては、万が一間違えたり失敗をしてしまうと取り返しの付かない状態になる可能性がありますので、リセット目的のプラグインとはいえ不安な場合は使用前に必ずデータベースのバックアップをとってから使用することをおすすめします。

Delete Custom Fields

Delete Custom Fields

繰り返しテストを行った際やもう使用していないプラグインが追加したものなど、使わないのに無駄に増えてしまったカスタムフィールド名を管理画面で消去できるプラグイン。
プラグインを有効化するとプラグイン一覧画面のDelete Custom Fields部分に「Manage」という項目が追加され、そこから簡単に不要になったカスタムフィールド名を消去することができます。
データベースで直接消すことももちろんできますが、間違って他のものを消したりしてしまったりすると大変なので、このプラグインを使った方が手軽で安全だと思います。

注意点としては、万が一間違えたり失敗をしてしまうと取り返しの付かない状態になる可能性があるので注意してください。

Really Simple CSV Importer

Really Simple CSV Importer

WordPressにデータをインポートする際にCSVで登録したいという依頼は結構多いのではないかと思うのですが、そんなときに便利なのがこのプラグインで、プラグインを有効化するとインポート一覧に「CSV」の項目が追加され、あとは普通にアップロードするだけでインポートされます。
同じようなプラグインはありますが、このプラグインはカスタムタクソノミーとか個人的にもよく使用する「Advanced Custom Fields」のフィールド指定に対応していたりとかで非常に高機能です。

Stop the Bokettch

Stop the Bokettch

本番環境等で構築中のサイトが見られては困るために、サイトを公開する前までの間は表示設定にある「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックをして作業をすると思いますが、サイトが公開したときにこのチェックをうっかり外し忘れてしまうというのを防いでくれるプラグイン。
プラグインを有効化すると、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」へチェックが入っている場合は管理バーにアラート表示がされるようになります。

Developer

Developer

このプラグインはこれまで紹介してきたプラグインとは違い、開発時に便利なプラグインを簡単にインストールできるプラグインで、中には「Debug Bar」や「Rewrite Rules Inspector」、「Log Deprecated Notices」といった上記で紹介してきたプラグインも数多く含まれています。
プラグインを有効化すると「ツール」に「Developer」という項目が追加され、そこで様々な開発者向けのプラグインが一覧で並んでいるので、あとは使用したいプラグイン名の横にある「NOT INSTALLED - Click to Install」をクリックするだけでそのプラグインをインストール・有効化することができます。

毎回使うものが決まっている場合はメモやブックマーク等しておいて、開発時それらを一気にpluginsに入れたりということも多いと思いますが、そのときによってバラバラな場合はひとまずこのプラグインを入れておいて、必要になったらそのプラグインを簡単にインストールするという使い方もできます。


以上、個人的に覚えておいて損はないと思う開発者向けWordPressプラグインの紹介でした。

正直僕はまだまだWordPressに関してわからない部分も多いし、経験豊富な方々はもっと便利なプラグインを知っていたりすると思いますが、今回紹介してきたものはいずれも自分がWordPressで開発していく際に便利だなと感じたプラグインです。
中にはfunctions.phpを使うとかDBを直接いじれば必要ないというプラグインもありますが、こういった便利なものを使えば構築時間の短縮に繋がったり、より良いテーマを作り上げることなどにも繋がっていくと思うので、今までほとんど使っていないという方は一度試してみることをおすすめします。