WordPressをブログではなく企業サイトなどのCMSとして使用する際に便利なプラグインを自分用でまとめてみました。
中にはfunctions.php
とかで手軽に実装できるものもありますけど、納期が短いとか手っ取り早く実装したいときはやっぱり便利です。
他にも便利なものは沢山ありますが、個人的によく使うものとか今後使いそうなものです。
マルチバイト文字の不具合を解消「WP Multibyte Patch」
デフォルトでインストールされているマルチバイト文字の不具合を解消するプラグイン。 必ず有効化にしておきましょう。
スパム判定に「Akismet」
同じくデフォルトでインストールされているスパム判定のプラグイン。
問い合わせフォームやコメント機能(企業サイトだとあまり使用することもないかもしれませんが)を使用する際は必ず有効化しておきましょう。
インストールして有効化するだけではなくAPIキーの取得・セットが必要なんですが、使うか使わないかではかなりスパムの量が変わってきます。
手軽にお問い合わせフォームを実装「Contact Form 7」
問い合わせフォーム用プラグインといえばこれというぐらい有名なプラグイン。
簡単に設置できるのはもちろん、スパムフィルタリングをはじめとした様々な機能もあります。
有名プラグインだけあって情報もかなりの量があるので、カスタマイズなどもしやすいと思います。
Contact Form 7に画像認証機能を実装できる「Really Simple CAPTCHA」
フォームでよく見かけるランダムの英数字を入力するような画像認証機能をContact Form 7に実装するためのプラグイン。
スパム対策としてAkismetがありますが、使用しているのになかなかスパムが減らないという場合は、このプラグインも合わせて使用するとかなり違います。
手軽にお問い合わせフォームを実装「Trust Form」
Contact Form 7同様、手軽に問い合わせフォームを作成できるプラグイン。
特徴としてはデフォルトで確認画面を設定、送信された内容を管理画面で確認、内容をCSVでダウンロードするなどがあります。
メンテナンス画面を設定できる「WP Maintenance Mode」
簡単にメンテナンス画面を設定できるプラグインで、デザイン崩れや本番環境での最終調整時などの単純なメンテナンスだけでなく、公開前までのComing Soon的な使い方も可能です。
リビジョン機能をコントロール「Revision Control」
リビジョン機能をコントロールするプラグインで、保存の有無、保存数指定、削除などができます。
リビジョン自体便利ではあるのですが、放っておくとどんどん溜まっていっていくので…。
ちなみに、過去のリビジョンを削除するときは「Better Delete Revision」が便利です。
管理画面サイドバーの項目名を変更できる「Admin Menu Editor」
管理画面のサイドバーにある項目を任意で変更できるプラグイン。
例えば「投稿」となっている部分は「記事を書く」に、「メディア」となっている部分は「画像一覧」というように、管理者がわかりやすいように項目名を変更したいときなどに便利なプラグインです。
ロゴ変更など様々なカスタマイズが容易にできる「WP Total Hacks」
「WordPressの管理画面をカスタマイズする時に使えるハック Part 1」などで紹介しているようなfunctions.php
を使って行うカスタマイズなどを手軽に設定できるプラグイン。
20項目以上のカスタマイズができ、例えば以下のような機能があります。
- favicon.icoの設定
- 管理画面ヘッダーのWordPressロゴの変更
- 管理画面フッターのテキストの変更
- ログイン画面のWordPressロゴの変更
- 不要なMetaタグの削除
- 投稿ページ上のメタボックスを個別に選択して削除
- ダッシュボードウィジェットを個別に選択して削除
- リビジョンの保存件数の選択機能
- 自動セーブの無効化
- セルフピンバックの停止
- デフォルトのメールアドレス(wordpress@example.com)のカスタマイズ
- Admin以外のユーザーに対するアップデート通知の無効化
記事を複製できる「Duplicate Post」
記事を複製できるプラグインで、同じようなタイトルや本文の記事を作成する場合に便利です。
プラグインを有効化して、あとは記事の下に「Clone」という文字が表示されるようになるので、そこをクリックすれば該当の記事がコピーされます。
また、カテゴリーやタグは対象に含めるかなど、どの部分をコピーするかの設定もできます。
TITLEやMETAなどを各ページや記事毎に簡単に設定「All in One SEO Pack」
TITLEやMETAをはじめ、SEO関連の設定を各ページや記事毎に簡単に設定できるプラグイン。
sitemap.xmlを自動生成できる「Google XML Sitemaps」
sitemap.xmlを自動生成してくれるプラグイン。
All in One SEO Packと同じくSEOを意識しているなら入れておきたいプラグインのひとつ。
Google Analyticsを簡単に導入できる「Google Analytics for WordPress」
Google Analyticsを簡単にWordPressに導入できるプラグインで、ログインユーザーはカウントしないなどの設定もできます。
Google Analytics系プラグインは沢山ありますが、個人的に一番よく使っているのがこれです。
サイトマップを自動生成できる「PS Auto Sitemap」
こちらは人間が見るサイトマップを自動生成してくれるプラグインで、階層制限や除外したいカテゴリーや記事の指定など、表示に関しての設定も幾つかできます。
また、予め幾つかのスタイルが用意されているので、自分のサイトに合うデザインがあればCSSなどでスタイルを調整することもなく、すぐにサイトマップページを作ることができます。
ページネーションを拡張できる「WP-PageNavi」
ページネーションを拡張するプラグイン。
各表示方法の設定ができ、表示形式をドロップダウンにすることもできます。
ちなみに見栄えをCSSで変更するのが面倒な場合は「WP PageNavi Style」というプラグインが便利です。
管理画面でWP-PageNaviの見栄えを簡単に変更することができ、デザインは現在33種類も用意されています。
パンくずを表示する「Breadcrumb NavXT」
パンくずを表示させるプラグインで、接頭辞や区切り文字の指定、最大文字数などの設定ができます。
表示させるときはプラグインを有効化して、表示させたい箇所に下記を記述します。
<?php if ( function_exists( 'bcn_display' ) ) { bcn_display(); } ?>
FAQページを作成できる「FAQ Manager」
よくある質問のようなFAQページを簡単に作成できるプラグイン。
わざわざプラグイン使わなくても固定ページとかで作ってしまえばという感じもしますが、タグなどで分類できたり、アコーディオン式に表示を変えたりとかもこのプラグインなら手っ取り早く実装できます。
表示させるときはショートコードを使用。
関連記事を表示できる「Yet Another Related Posts Plugin」
関連記事を表示させるプラグインで、テキストのみにするかサムネイルも表示するかなどの見栄え設定、タイトル・内容・カテゴリ・タグのどれを基準にするかなどの細かい設定ができます。
例えば製品を紹介しているようなページであれば関連する製品をといった感じで、このプラグインを使うことで他のページも見てもらいやすくするようにできます。
画像をアップロード時にリサイズしてくれる「Resize at Upload Plus」
画像をアップロードする際に指定したサイズにリサイズしてからアップロードをしてくれるプラグイン。
あまりにも大きい画像ばかりアップロードされてしまうとあっという間に容量がいっぱいになってしまうのでなるべくリサイズ等をしてアップロードするのが良いのですが、作業者が画像処理ソフトがないとか手間をかけたくないという場合は便利です。
カスタムフィールドを使いやすくする「Advanced Custom Fields」
カスタムフィールドを使いやすくするプラグイン。
最初からいろいろと細かい設定はできますが、有料のアドオンを購入することで更に機能を拡張させることができます。
アドオンなどについては、以下の開発者サイトで詳細を見れます。
カスタム投稿タイプ、カスタムタクソノミー、カスタムフィールドをまとめて管理できる「Types」
カスタム投稿タイプ、カスタムタクソノミー、カスタムフィールドをまとめて管理できるプラグイン。
今までは「Custom Post Type UI」をよく使う感じだったのですが、今後はこれを使っていこうかなと思います。
ビジュアルエディタを拡張できる「TinyMCE Advanced」
ビジュアルエディタを拡張するプラグインで、ボタンの表示・非表示などを設定できます。
管理者が必要ないと思う機能なのであれば予め必要なボタンだけを表示しておくことで、混乱させることもなく、記事の作成などもしやすくなります。
自動整形を無効する「PS Disable Auto Formatting」
記事投稿時の自動整形を無効にしてくれるプラグイン。
セキュリティ関連の機能を提供する「Secure WordPress」
セキュリティ関連プラグインで、主な機能としてはログインエラー理由、プラグイン一覧、バージョン情報といったものを非表示にしてくれます。
ログイン操作を制限できる「Simple Login Lockdown」
ログイン操作に制限をかけられるプラグイン。
同じIPからのアクセスで連続してログインを失敗すると、一定期間そのIPからログイン操作をできないようにでき、何度間違えた場合にどれくらい制限するかの設定もできます。
その他
上記以外で個人的に覚えておきたいものやいざというときに便利そうなもの、バックアップ系やキャッシュ系などで環境や仕様などによって使い分けたりするプラグイン。
- Mobile Theme Switcher
端末毎にテーマを切り替える - Category Order and Taxonomy Terms Order
投稿のカテゴリーやカスタムタクソノミーを並び替える - Nice Trailingslashit
URLの末尾に/
を付ける - WP No Category Base
URLからcategory/
を削除する - Head Cleaner
head
内やフッタ領域を整形して、表示速度を向上させる - BackWPup or WP-DBManager
いずれもデータベースなどのバックアップ(サーバー環境などで注意が必要) - WP Super Cache or W3 Total Cache
いずれもキャッシュして高速化にする(サーバー環境などで注意が必要) - MO Cache & WP File Cache
日本語翻訳をキャッシュするプラグインで、使用する際は両方必要
以上、CMS構築時に便利なプラグインのまとめでした。
30個以上のプラグインをまとめて紹介してきましたが、よく言われているようにあまりプラグインを使い過ぎるとサイトが重くなったり予期せぬエラーが出るなんてこともあるので、可能であればできるだけプラグインを使わず構築したりして、プラグインは極力必要なものだけを使用するようにしましょう。